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2012年10月5日金曜日

OUR・SHI・MAP

OUR・SHI・MAP、このマップは9/24~26まで企画した「夏の終わりの大作戦」で一緒に粟島にいったみんなとつくったものです。
この三日間で何か形に残るものをみんなでつくりあげたい、ここで何かの縁で出会ったもの同士が何か形を、目にみえないものでつながった同士が目に見えるものを残せたらと思い、その中で浮かんだのがマップでした。
いま、粟島には行政がつくった島の全体図がわかる地図があり、写真もまじえ、俳句もいれるなど工夫してある。だけども、ぼくはもっと手作り感のある地図があると、手にとったときあったかみがあるし、島のイメージをより伝えることができるんじゃないかと思い、また、僕たち若者目線、よそ者目線から見た粟島の良さを伝えるものがあってもいいんじゃないか、そんな地図があると、若者にとって近づきやすくなるんじゃないかと思ったのです。そして0からマップをつくっていく、0から良さを見出し島を発信していく、そんなOUR SHIMA PROJECTのひとつのベースをつくっていきたかったのです。
見てもらうとわかるように、まだまだ島全体を把握できるものではないかもしれません。今までの島の見かたとは違うものになっているかもしれません。でも、それがこの三日間で僕たちから見た、僕たちが感じた粟島でした。瀬戸内海を一望でき、上を見上げれば真っ青な空一面の山の頂上にハンモックがあると「空を飛んでる感覚」になれるんじゃないか、鬼しゃちほこなんてほんとはないけど、ある角度から見るとそんなふうに見える、その角度を探して写真を撮るスポットっておもしろいんじゃないか、などなど、ほんとにみんなの感性、個性がいっぱいつまったマップになってます。こんなふうに、たとえば立派な観光名所がなくても、そんなの作らなくても、面白さはつくっていける、いや見つけていけるんだと思うんです。それこそがそこにしかないもの、そこだからあるものなんじゃないかな、と僕は思います。その走りとしてのこのマップが僕は大好きです。大切なつながりのみんなとつくった、僕にとっての大きな財産です。
そして、僕はいずれ、このマップに人を入れ込んでいきたいなと思ってます。例えば、島のここにはこんなおばあちゃんが住んでて、料理が好きで、訪ねてみたら一緒にごはんが作れるよ、とか、ここのおじいちゃんは釣りが好きで、釣りに誘うと島の隠れ釣りスポットを教えてもらえるかも、とかそんな、人が、つながりができるかもしれないっていう期待や可能性が、見えるマップにしていきたいんです。人が目的になるようなマップを作れたら、と思うんです。そして、マップを管理する僕だけが情報を発信できるものではなく、島の人々が例えば「煮物たくさん作っちゃったからおすそわけするよー」っていうような発信ができるようなものにできればな、と思ってます。閉ざされた島のなかからも情報や思いを発信できれば、もっと人は活きるんじゃないかと思うんです。そのためにはいかに信頼関係をこれからつくっていけるかになるけど^^これをWEB上でもできたらな、と思ってます。
プライバシーとかいろんな問題があるだろうけど、島の外と内の目線から一緒につくるマップができると、ほんとに面白い、生きたマップができるんじゃないかなぁ、と僕は考えてます!

そんな夢でいっぱいのマップづくりのベース、「OUR・SHI・MAP」。ぜひ見てみてくださいよ^^