osp

osp

2013年4月19日金曜日

僕達の選択

いきなりだけど、今日は真面目な話を書きますよ!

僕、こっちに来て最近『FOOD,INC.』という映画を観たんです。
どんな映画か、
簡単に言うと、
アメリカの食品がつくられる過程を追いかけたドキュメンタリー映画で、
内容を僕が一度観たかんじでざっと言わせてもらうと、
農業や畜産業が工業化していて、工業化するというのは効率化が図られるということで、

例えば従来の2分の1の期間で食肉用の鶏を2倍のサイズに育て上げ、ただその結果鶏は少し歩くだけで脚の骨が折れてしまう、

例えば肉牛を、従来牛が食べるはずのないコーンで育てることでコストはカットでき、安い牛肉を食べられるようになるが、その反面牛がコーンをうまく消化できずO-157に感染し、その感染した肉が大手メーカーの食品となり人にまで感染してしまう、最悪の場合死に至る

そんな現実をクローズアップし、
農家に対する大手企業の圧迫、企業と政府の癒着、食品工業のネットワーク化によって成立する安価な食品、
というように食品の背景から消費者に届くまでの流れをリアルにドキュメントしている、そんな映画でした。

そんな食品を食べることで人の身体にどのように影響するのかということももちろんだし、
効率の良い大きなシステムの中で、小さな、でも大事なことが見えなくなってしまっているということもそうだし、
僕にとって何より衝撃だったのは、そういう効率化が図られる中で、牛や鶏が命あるものとして扱われていないということでした。
小さな小屋の中でギュウギュウづめにされ、排泄物も処理されず、人間の勝手で成長速度までコントロールされる。

そんな”食品”を「いただきます」と言って食べ続けていくのか、僕達人間は・・・、

と思うのです。

どんな気持ちで「いただきます」って言ったらいいんだろう、と思う。

そうは言ってもスーパーには四季感のない野菜が並んで、きっとそんなふうに育てられた肉も中には並んでいて、
でも何も知らずに今までは手にとっていたし、
マックだって食べるし
ケンタッキーだって食べる。
これからも絶対に食べないなんて言い切れない。

だけど、この映画の最後にも言っていたことだけど、
これからのことは
僕達の選択で変わる
と僕は思う。
毎日ちょっとずつでも変わるだろうし
自分の選択を変えていくしかしか方法はないんだろうとも思う。
自分たちはこれから何を選んでいくのか、
自分たちのこれからをどうしたいのか、
自分たちの子供たちには何を残したいのか、
それを軸にした選択という意志で表していくしかないと思う。
自分の意志が通りにくい選挙と違うのは毎日の生活の中でできるという点。
毎日僕らは何かを食べる。それは自分の選択次第。
選択するには知ることが必要で、知らないことをまず知らなくちゃいけない。
そのためにはアンテナをはらなくちゃいけない。
でもそれは今の時代ならtwitterでもfacebookでもなんでもはれるよね。

僕は、僕が思っていたより今はひどい現実があるんだと感じた。
だけど抜け道がないとは思わない。
僕は今思い描いてることを形にするという方法でつくっていきたいと思ってます。
僕はそういう選択をしました。

今日はこういう内容で書いちゃったけど、僕はこう思っててこういう選択をしたし、それぞれがそれぞれにとってベストの、気持ちの良い選択をするのが一番だと思ってます。
みんなの選択肢がもっと豊かになると楽しいなぁって思うので僕はこういう発信をしてるし、し続けようと思ってます^^


*興味を持った方どうぞ!
『FOOD,INC.』
http://www.cinemacafe.net/official/foodinc/



0 件のコメント:

コメントを投稿