自分の部屋の床はりから始まり、棚やテーブル、カウンター、縁側まで、横について教えてもらっています。
電動のこぎりを使ってみるけどなかなかまっすぐに切るのは難しい。
ドリルで穴をあけるにも接続を考えなきゃネジをさしてもきかない。
ドライバーをまわし続けてると腕は筋肉痛。
ドライバーひとつでも力加減しないとネジ穴が潰れてしまう。
でもそうやって不器用にも自分の手でつくったものっていうのは
ひとつひとつ切ったもの、穴をあけたものが組み合わさって形になっていくのを見ると
楽しいし嬉しいんです。
自分の手で何かをつくりあげていくことの楽しみはやっぱり尽きないです。
それは何にしてもそうなんだろうと思う。
料理にしても絵を描くにしても音楽にしてもプロジェクトにしてもイベントにしても。
だけども今はいろいろと便利になってるから、効率が良くなってるから
料理も既成食品を使ったりしてちゃちゃっとできちゃうし
コンピューターや機械が人の代わりにやってくれるし
そうやって大量に生産されて僕たちは大量に消費してる。
その中で失くしてしまってる楽しみや想いや生きがいはたくさんあるんだろうなと思う。
だけど僕は自分の手でやる実感や楽しみは味わってたいなと思う。
そこにまたいろんな人が交わるともっと楽しいんだろうなって思うから
僕は僕で今はスキルを身につけていきたいと思います。
食べてくれる人がいるから今度は何つくろうとか何を混ぜようとか考えて楽しくなるよね。
一対一だけじゃなくて、つくる人も「わたし材料を切る人」「僕煮込む人」「じゃあ俺盛り付ける人」、みたいにいろんな役割ができるともっと楽しくなるし。
そうやってつくってるひとが実感や楽しみ、愛着を感じ、届けたいひとの顔を想像しながらつくったものを
いろんな人がつくってる人の顔や想いを思い浮かべて手にとる、
そんなふうにものが人の間を行き来するようになるといいなぁ
と思いながら修行にはげむ毎日です。
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